真珠といえば、日本だと「あこや真珠」が真っ先に思い浮かぶと思いますが、真珠には様々な種類があります。
当店は、あこや真珠の他にも「淡水真珠」「南洋真珠」「マベ真珠」製品も取り扱いを行っております。
「あこや真珠」
あこや真珠は、その名のとおりに<あこや貝>からとれた真珠になります。
あこや貝はそれほど大きくない貝になりますので、養殖される真珠の最大サイズも10mm程度となり、主な生産地は<長崎県、愛媛県、三重県> この3県で日本の生産量の多くを占めています。
2023年度の生産量(農林水産省の統計より)は、1位長崎県、2位愛媛県、3位三重県となっており、長崎県は2021年から3年連続で真珠生産量日本1位となっています。
次に<品質>ですが、真珠は「テリ」「巻き」「キズ」「形」などでランク付けを行っています。
当店での真珠の品質については、長い経験のある製作スタッフによる選別を行っており、販売スタッフがそれぞれの商品の品質の違いなどご説明し、安心てご購入いただけるように対応しております。
真珠は、真円で巻き(真珠層)がしっかり巻いてあり、テリの素晴らしい、無傷というものは、高額になります。
テリの良い真珠というのは当店の店頭でも多くありますが、ほとんどの真珠にはキズというものが存在します。
貝の中で真珠が作られる過程でできた自然のキズで、大小さまざまなキズはあります。
その中でほぼ無キズの真珠もありますが、とれる割合は非常に少なく、高価なものとなります。
当店で購入される際にスタッフがお勧めするのは、<テリの良い真珠>です。
もちろん、テリがよく、キズが無いものがいいのは当然ですが、キズはあっても素晴らしいテリのある真珠も多いです。
やはり宝石は輝きが強いほうが美しくみえます。真珠にとっての輝き=テリが素晴らしいものは、目を引く存在です。
「淡水真珠」
当店で2番目に取り扱いが多い商品が「淡水真珠」です。湖などの淡水で作られた真珠になります。
貝のサイズも大きく、10mmを超える真珠も多くあります。
また、淡水真珠はカラフルなものも多く、個性的なオシャレが楽しめます。
ほとんどが無核真珠になりますが(あこや真珠は貝に核をいれて作ります)、核を入れて作る淡水パールもあり、
真円のあこや真珠とほとんど変わらないような美しい淡水パールもあります。
主な産地は中国で、日本国内では琵琶湖の淡水パールが有名です。
「南洋真珠」
南洋真珠と一括りにして言うことも多いのですが、<白蝶真珠><黒蝶真珠>があり、
白蝶貝と黒蝶貝からとれる真珠で、白蝶貝からはホワイト系のほかに、ゴールド系の真珠もとれます。
黒蝶貝はブラック系、グレー系の真珠になりますが、ブラック系、グレー系といってもさまざまです。
黒に近いグレーや、ブラック系でも赤や緑がミックスされたような複雑で美しい色合いもあります。
主な真珠の産地は、インドネシア、オーストラリアなど、日本では石垣島などです。
「マベ真珠」
マベ真珠は、他と少し変わっていて半円の真珠(裏側が平らな真珠)になります。
マベ貝の貝殻の内側にくっついたような状態できる真珠です。
裏側が平らになっている形から、あこやのネックレスのような連なったデザインのものではなく、
ペンダントのトップであったり、ピアス、リングなどに加工されることが多いパールです。
他と違う形というのもあり、個性的な雰囲気のあるパールで存在感があります。